不妊治療│PCOSについて

不妊治療│PCOSについて

みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。

みちこです。今日は私の体のお話です。

不妊治療をしている方なら聞いたことがあるかもしれませんが…
私はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)です。

多嚢胞性卵巣症候群 (polycystic ovary syndrome : PCOS)とは、「両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常や不妊に多毛・男性化・肥満などを伴う症候群」と定義されています。

公益社団法人 日本産婦人科医会

よくよく思い返せば、学生時代から月経不順(生理は2か月に1回)。
多毛・男性化・肥満は当てはまりませんでしたが、あとはニキビに非常に悩まされました。

PCOSの原因ははっきりは分かっていないとのことですが、男性ホルモンの分泌をコントロールがうまくいっていないことが関係しているようです。

そして、残念ながらPCOSの根本的な治療方法はまだ確立されておらず、それぞれの体質やバックグラウンド結婚の有無・妊娠希望)によって対処法が変わります。

私の場合、結婚前はピルの服用、結婚後妊娠を希望してからの約3年間は様々な排卵誘発剤を使用してきました。

私が今までに使用した排卵誘発剤は以下の3つです。

・クロミッド(錠剤)
・レトロゾール/フェマーラ(錠剤)
・ゴナールエフ(自己注射)

クロミッド(錠剤)

不妊治療において最も多く処方されているであろうクロミッド。

・排卵障害
・排卵期のエストロゲンが高くならない
・黄体機能不全

など様々な状況において処方されます。

個人的な意見ですが、クロミッドでうまく排卵すれば、軽度の不妊症であると思います。
(なので私にはもちろん効きませんでした。飲んでも飲んでも卵胞は一切育たず時間のみが過ぎていきました)

レトロゾール/フェマーラ(錠剤)

従来は閉経後乳癌に対する治療薬として使われており、不妊治療では保険適用外(自費)だったレトロゾール(フェマーラ)。

2022年に不妊治療の保険適用が開始されたタイミングから保険適用内になりました。
(私が保険適用外で服用していた時は5錠で4,000円というべらぼうに高い値段だったので、
途中から海外からの個人輸入を利用していました。)

クロミッドで効果がなかった私ですが、量と期間を調整することで、うまく排卵できました。

ゴナールエフ(自己注射)

ヒト卵胞刺激ホルモン(FSH)の注射が病院に行かずとも、自分で打てるのがゴナールエフ。

女性の卵巣に働きかけ、黄体形成ホルモン(LH)と協力して卵子を作る働きがあるそうです。

投与量は医師の指示によって異なります。

飲み薬に比べると注射ということもあり、効果が出やすいようですが、逆に効果が出すぎて、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になる場合もあります。

女性の卵巣は親指大ほど(3~4 cm)の臓器ですが、その中の卵(卵胞)が不妊治療における排卵誘発剤に過剰に刺激されることによって、卵巣がふくれ上がり、お腹や胸に水がたまるなどの症状が起こることを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と呼びます。重症例では、腎不全や血栓症など様々な合併症を引き起こすことがあります。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS) – PMDA

私は1度卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になり、そのクールは強制終了にもなりました…

私が使用した3種類のお薬以外にもたくさん排卵誘発のためのお薬があります。
もし今妊活中で病院に通っている方で、なかなか効果が出ないという方は、医師に別の薬のお話なども聞いてみるとよいかもしれません。

薬だけで簡単に妊娠できればいいのですが、そうもいかないのが不妊治療。

体の状況や環境、運やタイミング等、さまざまなことが加味されて妊娠へと繋がります。

少しでも妊娠に繋がれば…と思って私が病院での治療以外に取り組んだことについて、次回は少しお話しできればと思います。

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